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2003/6/26
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エアカナダ様のご協力により機上の人となった私(田中)は8時間の快適なフライトの後、懐かしい顔の待つバンクーバーに到着しました。USAサンディエゴから大会に参加してくれるブライアン氏一行を待ち今回の開催地ウィスラーへと車で向かいました。車はバンクーバーのカーディーラ「マイキア」のご好意で用意いただいたKIAのミニバンで眞正会カナダのジョウ先生の運転でした。V型エンジン搭載のミニバンは荷物と大男を満載してもパワフルで素晴らしい乗り心地でした。眞正会カナダのメイン道場がありジョウ先生の住む町スコーミッシュは、バンクーバーとウィスラーの真ん中あたりに位置し、バンクーバー国際空港から車で約1時間余り。ウィスラーからは約50分。世界で4番目の落差を誇るシャノン滝や、ロッククライマーにはおなじみの、チーフの大岩山があります。。スコーミッシュは美しい山々と、氷河から流れ出す水が紺碧の海に流れ出す、フィヨルドに囲まれた静かな美しい町です。
私は一足先にスコーミッシュ道場で降車し夕方の稽古を担当することになりました。
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日本的な雰囲気のあるスコーミッシュ道場で一人で待っていると道場生ではなく見学者が4人も来てくれました。
片言の英語でジョウ先生が遅れてくることを説明しとにかく稽古を開始することにしました。稽古を開始してみると多少の言葉の壁はあるものの意外とスムーズに教えることができました。目的を同じくするもの同士の心の交流を肌で感じることができた素晴らしい時間でした。 |
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2003/6/27
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ハミングバードペンションの前で
エイブ串田さんと(右) |
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午前中、スコーミッシュで「ハミングバード ペンション」を経営し多くの方に親しまれている日本人のエイブ串田さんを訪ねました。まるで絵に描いたような素晴らしい自然の中にたたずむペンションには年間を通じて多くのお客様が訪れる。日本からのお客様も多く、ハミングバードに滞在中に自分を見つめなおしその後の人生を大きく変えた人も少なくないとお聞きしました。波乱万丈の人生を送ってきた串田さんの話と奥様である洋子さんの日本料理とそしてカナダの大自然に触れる時、日本での自分の小ささや、悩みの小ささに気づかされるのかもしれません。
今まで日本というのは小さな国土とそこに住む人たちのことだと考えていた私も、ここにきて日本というのは海外にいても輝き続ける「大和魂」のことだと考え直しました。
「大和魂」とは勇ましいサムライの心ではなく大きく全ての人と和する心という意味です。
混沌とした日本社会に生きる若者たちには是非お勧めしたい安らぎの地です。
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到着2日目の稽古は子どものクラスと一般のクラスの2クラス。昨日入門したばかりのインド系の兄弟を中心に初心者向けのメニューで稽古を実施しました。日本の道場では神前や正面に礼をすることは当然のことなのですが、文化や宗教の違いがある海外では「礼」ひとつにも細かい配慮や説明が必要であると感じました。私たちが礼をするのは何よりともに稽古する仲間への感謝の気持ちであり、お互いに尊敬の念を表すためだということ理解してもらえたことは非常に嬉しいことでした。 |
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2003/6/28
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国際交流トーナメントSPIRITウィスラー2003大会当日。
戦後、大山倍達先生に代表される直接打撃制(フルコンタクトカラテ)も時を経て多くの流派に分派し現在では世界中に無数といえる流派・道場があります。本大会の主旨は流派を超えた相互交流であり日世界で愛され続けるカラテを多くの方に楽しんでもらおうというものです。地元カナダを始め、アメリカ、日本からも多くの武道家や仲間が集い日ごろの稽古の成果を発揮する場として参加いただけたことに感謝いたします。決して技術レベルは高いとはいえませんがカラテを愛する気持ちは誰にも負けないという無言のメッセージは私の心に伝わってくる素晴らしい試合ばかりでした。
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第2部の交流パーティでは参加選手や各道場の先生方に出席いただきました。全ての方々が武道家らしく節度を持って交流している様子は、非常に気持ちのいいものでした。 |
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2003/6/29
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3日目は親善ツアーとして「ブラッコムスキー場」観光がありました。選手たちは試合の痛みも忘れリフトで頂上を目指しました。山頂は雪が残りスノーボードやスキーを楽しむ姿も見受けられました。素晴らしい景色と仲間たちとのひとときは生涯忘れられない記念になりました。話題が空手のことになると共通意識ですんなりと話が通じるのは不思議な経験でした。
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夜は大会に支援をいただいた日本食レストラン「サンライズ」のアキさんのご厚意により本当においしい日本食をいただきました。私たちのためにスペシャルメニューまで用意していただき日本以上に日本らしいお料理をいただきました。アキさんはカナダの素材に日本の心を込めることのできる素晴らしい板さんでもあり、この日も多くのカナダ人のお客様でお店は大忙しの様子でした。日本の方が頑張っている姿は何よりの励みになりました。 |
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2003/6/30
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眞正会を創始したジョウ・ランキンは私の後輩であり、12年間日本で稽古しました。カナダに戻ってから眞正会を創設し2002年私たち日本眞正会が加盟するまで日本人の奥さんマユミさんと息子のコウキと3人で頑張ってきました。現在もまだ道場生も多いとはいえませんが道場生には本物の武道家が集まってきているようでした。大会の準備に協力してくれたクリスやピーターをはじめ、大会で活躍し初優勝したキャサリン、ど根性のエリック。そんなメンバーの期待に応えるためにも日本からも精一杯のバックアップをしたいと思います。
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最終の稽古となるこの日は日本でやっている稽古メニューを紹介し、体験してもらいました。改めて人間は全て共通の意識でつながっていることが確信できました。そんな何堂を与えてくれた全ての人に感謝します。押忍 文:田中実(眞正会 代表)
2003/7/1バンクーバー発のエアカナダで日本に向かう期中で、道場訓を考えました。
”respect Each other”-人にはそれぞれ役割がある- |
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